イヌラッパグミ~フロンティア~

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イヌラッパグミ〜フロンティア〜

「面白い」だけを追求する女の子達の日常

録音した自分の声を聞いて絶望する現象を克服する

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私たちはこれでも四人でバンドを組んでいたりする。

メンバーとプロフィールなどについては、こちらの記事を参考に。

inurappagumi.hatenablog.com

そんなある日のこと、ギター担当のかながイカした新曲を持ってきた。

これはその時の出来事である。

 

 

・・・というわけで、今回の曲はみんなで一緒にサビを歌おうー!

うっ・・・

ええええええ

なんだお前ら、この私と一緒に歌うのがそんなに嫌なのか?

いやよ

だってめぐちゃんの書く歌詞、本当に酷いんだもん

なんだと!? この私に作詞のセンスがないと言っているのか!?

だからそう言ってるんだけど

だいたい、サビにくるフレーズが『開国せよ! 開国せよ!』って、ねえ・・・

いいか? この曲『鎖国、ダメ、絶対』鎖国のごとく閉ざす自分の心を、今解放するんだっていう強いメッセージ性のこもった歌詞なんだぞ?

あたしは結構面白いと思ったけどなー。だからインパクトあるサビのフレーズをみんなで掛け声のようにして歌う事で盛り上げたらかっこいいんじゃないかって思うんだよね

 そしてなんだかんだありながらも、りんことなつきは渋々と歌う事になった。

 

開国せよー!開国せよー!

開国せよー!開国せよー!

お前ら、もっと感情込めて歌うことはできないのか?

う・・・

んんー・・・

まあ、まだみんなでコーラスとか慣れてないからしょうがないよ。一応今の声録音したから聞いてみて

ええ!? 今の声を・・・

録音・・・したの!?

客観的に自分の声を聞くのって大事なことだからね。はいはい、スピーカーから流すよー

「「カイコクセヨー!カイコクセヨー!」」

や、やめてー!

う、うわああああ・・・

なんだ、思ったよりも悪くないじゃないか。どうせ私の美声に埋もれるんだからそこまで気にする必要ないだろ

嫌よー! というか、私の声ってこんな風に聞こえてたの!?

わたしの声、なんか気持ち悪いよー!

 

 まるで別人!?こんな気持ち悪い声で歌っているのが自分だったなんて!

音痴のイラスト

実はかつて私にも経験のある事だった。

録音した自分の声って、確かに普段発してる声となんか違う。

それはまるで別人かと思うくらいに違う。

自分って、こんなに声ブサイクだったっけ? 

そう思わずにはいられないくらいにボソボソとしたか細い声に聞こえてしまう。

これには歌への自信が木っ端微塵に吹き飛んだという経験をした人もいるのではないだろうか。 

 自分はイケボだと思い込んでいる諸君は、一度客観的に自分の声を知るために自分の声を録音してみるといい。

 多分、りんこやなつきのように死にたくなるぞ。

 

 そもそも、「音」の正体って一体何?

音楽に詳しいかな先生、教えてください

うーん、それはねえ、音楽の妖精さんが魔法で音を出すんだよー

あ?

 あてにならないので、自分で調べてみた。

 

気になったのは、普段の自分の声はどっしりと落ち着いた声に聞こえるのに、録音だとか細くてヘロヘロな声に聞こえてしまう事だ。

ここに歌の上達のヒントもあるんじゃないかと思ってな

まず、「音」というのは、物体の振動が空気を伝わって人間の耳に届くものを言う。

小学校の理科の時間に輪ゴムとか使ってこんなのやったな

振幅

(音の大小)

弦を強くはじくと、振幅が大きいので、音が大きくなる
弦を弱くはじくと、振幅が小さいので、音が小さくなる

振動数

(音の高低)

弦が細いと振幅数が多くなるので、音が高い
弦が太いと振幅数が少なくなるので、音が低い

楽器も人の声も同じで、振幅と振動数が空気を伝って人の耳に入る事で音の大きい小さいと、高い低いを判断できる。 

音を拾う側の立ち位置や距離が違えば、当然伝ってくる振動も変わるので、同じようには聞こえない。

そういえば、楽器もステージの立ち位置によって聞こえ方が全然違うことがあるよね

つまり、普段聞いている自分の声は、自分の口から発せられた「振動」を耳で拾う事で聞こえているというわけだ。

じゃあ、録音する声は自分の耳に近いほど普段の自分の声に近くなるの?それとも録音機材の問題?

 

 耳で拾うのは、口から発する振動だけではない

実は、自分の声は空気を伝って自分の耳に届く音(振動)だけではない。

骨伝導呼ばれる、骨を伝って耳に届く振動もあるのだ。

口を閉じたまま、歯をカチカチ鳴らしても自分にだけは聞こえるだろ? それが骨伝導

 自分の声は自分が発するわけだから、その「振動」に骨が共鳴して耳の鼓膜に届く。

当然、この骨伝導は録音した時にはマイクに拾われない音(振動)だ。

拾う音は「自分の口から発した声」のみ、となる。

だから音の厚みが違って聞こえてくるというわけだ。

あ!カラオケで自分が音痴だと気づかないのも骨伝導が関係している?

歌ってる本人と聞いている側で違って聞こえているって事は、そういうことなんだろうな

う、じゃあやっぱりわたしって自分で思っていた以上に音痴だったのかあ・・・

 

 自分の声に絶望した後、どうやって立ち直るか

声の「違和感」については、ひたすら録音をして慣れていくしかない。

 客観的に自分の声を聞いてみて、悪いクセがあれば修正していこう。

私も最初はやっすいスカイプマイクで録音しては聴き直して〜の繰り返しだったんだぞ

ボーカルやってるならマイクの一本くらい買おうよ〜


SHURE ダイナミック マイクロフォン SM58-LCE 【国内正規品】

 とにかく、歌をやるならば、自分の声はちゃんと録音して確認をしなければならない、という事だ。

今の時代、スマホでもなんでも録音機能なんかいくらでもついているので、いつでも始める事ができる。

でも、自分で自分の本当の声を、歌っている時は気づけないなんて、なんか不便だね。骨伝導なんて人間の欠陥構造だよ

レコーディングする時は自分の声をモニターしながら歌うぞ。ライブでも、よく片耳にイヤホンをしてステージに立つアーティストがいるだろ?あれも自分の声をリアルタイムでモニターしているからなんだぞ

 

というわけで 

自分の声は、口から発せられる振動と、骨から拾われる振動によって聞こえてくるものの二種類あるという事がわかってもらえただろうか。

そしてそれを克服するには骨から拾わない自分の声に慣れていくしかない。

 

じゃあ気を取り直して、もっかい歌ってみよー!

あ、この曲サビのベースパートがとっても難しいわ!変拍子でタッピングとハーモニクス取り入れたプレイするから歌いながらはちょっと・・・

わ、私もBPM400の曲のブラストビートしながら歌うのはちょっと・・・

そんな曲じゃないだろこれ

さあ、お歌の練習だよ!